2007年09月03日 (月) | 編集 |
![]() | 葉桜の季節に君を想うということ 歌野 晶午 (2003/03) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うとういこと』を読みました。
タイトルが綺麗というのもありましたし、本屋さんでもなんか1位と書かれていたので早速借りて読みました。
分厚い割りにあっさり読めました。
内容は主人公:成瀬将虎(職業なんでもやってやろう屋)は母校の後輩キヨシのストーカー・・・じゃなかった久高愛子のお見舞いに一緒に行く事になる。
家に着くと久高愛子は割合しっかりしており、
話を聞くとおじいさんが死んでしまったという。
その死がどうもできすぎており、この真相を自称なんでもやってやろう屋の成瀬に依頼することに。
さすがは元探偵(数年くらいだったらしいですが)彼の死にどうやら蓬莱倶楽部なるものが関わっているかもしれないことに気付く。
時を同じくして成瀬はちょっとしたことで麻宮さくらと出会う。
そうして色んな偶然が糸の様に絡まりついていく・・・
あとは続きで!
最初から情交の描写でうわぁ〜と思ってこりゃ主人公も好きになれないな〜と思っていましたが、
将虎さんは少し子供っぽいところがるというか「あ〜わかりそう」ってところがありまして好きになりました。
この分厚く、現在過去現在過去という構成でちょっち話がとびとびな時もありましたが、
現在の蓬莱倶楽部とのやり合いも面白いですし、過去で将虎さんが任侠の世界に入ったとこも面白かったです。
焦点が絞りきれないのでパートごとに考察やらを。
古屋節子のお話。
私はこの人好きではありません。
買い物癖は直すべきものですしそれによって借金を持ってしまったんですから、
蓬莱倶楽部が悪徳であってもこの人にあまり同情は沸きませんでした。
これはどんな事実を知った今でも変わりません。
任侠のお話。
実は現在と同じくらい好きなエピソード。
探偵になった将虎さんは戸島会のニワで殺された本間さんの死の真相を調べてくれと八尋組に依頼されます。
こんな恐そうな人の依頼を断る事も出来ず受ける将虎さん。
聞くと殺された本間は内臓もズタズタにされて殺されたらしい。
しょうがなく戸島会の末端に席を置き、世羅元輝の家に住む事になる。
順調に媚を売り(笑)トラと可愛がられて順風満帆と思った矢先覚せい剤を何者かに襲撃され奪われてしまいます。
二度目なんか将虎さんは運転の練習なんかしてたので言い訳のしようもありません!
こんな事が起こった矢先に今度は世羅の兄貴が殺されてしまいます。
しかもその状況は八尋組の本間そっくりの殺され方で。
関連性を考えた将虎さんはある結論に達する・・・
覚せい剤をコンドームに包み、飲み込んで運搬中襲撃されたようにお互いを傷つけ奪われたように見せかけあとで戻して覚せい剤を回収する。
そんなことをしてたらたまたまコンドームが破れてしまい急性薬中で死亡。そのあと田辺賢太が腹を引き裂き覚せい剤を回収したといいう真相だった。
世羅兄貴がよ〜わからんってのもありますが、京さんはとても良い人そうでした。
なんで世羅と付き合っているのかもわからないようで分かるような・・・
千絵ちゃん探して三千里。
これはパソスクの教え子安さんが娘の状況を知りたいといってきたのを受けた話で、
いらないことは無いけど重要ってことはない感じな話です。(いうなれば今岡さんが明治村に行ったような感じ←分からんか)
安さんのために名古屋まで行くフットワークの軽さはすごいしこの人情はさすが任侠の世界にいただけあります。
千絵ちゃんはお父さんが作って蒸発した借金のため家のパブをまだ17なのに手伝っている状態。
このことを安さんに正直話すかで迷います。
ここで友達だから正直に話すのはとても納得できますがこの後のことを考えると本当にどっちが良かったのか・・・分かりません。
んで、最後本編の現代。
打倒蓬莱倶楽部のため動く将虎さん。
さくらと少しづつ仲良くなるのはなんかむずかゆく、
ハートウォーミングであります。
今思えばもうちょっと好きになるきっかけを知りたかったですが、
恋に理由なんかないといえばきっとそれまでですね。
綾乃さんはなかなか良かったです。
この人のせいで全体のトリックもわかりずらくなったのでしょうか?決定的なのはキヨシが高校生で七つ下という文なのですが
元気で口が上手く冗談も中々鋭く好きな人物だなぁ。
蓬莱倶楽部には無料体験に行ったり、
電話番号盗んだり、
本部に清掃員として乗り込んだり、
とかなり危ない事ばっかりしておいつめようとしていました。
が最後結局捕まったと思うのですがその部分がかかれていなかったのがちょっとさびしかったです。
麻宮さくらの素直なところやツンとした態度や相手を待ち伏せするとかの可愛らしさもミスリーディングとしてはばっちりでした。
これでホントは登場人物の多くは70過ぎだなんて誰も思いませんよ!
最後将虎とさくらの話はしんみりきます。
「最近桜の木を見たことあるか?」
「いいえ」
「そうなんだよな、花が散った桜は世間からお払い箱なんだよ。
せいぜい、葉っぱが若い五月までかな、見てもらえるのは。
だがそのあとも桜は生きている。今も濃い緑の葉を茂らせている。
そして、あと少しですると紅葉するんだ」
「紅葉?」
「そうなんだよな、みんな、桜が紅葉すること知らないんだよ」
「赤いの?」
「赤もあれば黄色もある」―――
「女もだ」
「は?」
「二十歳の頃は、恋愛は若者だけに与えられる特権だと思っていた」
「そうそう。せいぜい三十くらいまで」
「今もそう思っているか?」
「ううん」
このセリフは好きですし、もし私もこういう年になった時、
こういう風に想っていたいと思います。
将虎さんは少し子供っぽいところがるというか「あ〜わかりそう」ってところがありまして好きになりました。
この分厚く、現在過去現在過去という構成でちょっち話がとびとびな時もありましたが、
現在の蓬莱倶楽部とのやり合いも面白いですし、過去で将虎さんが任侠の世界に入ったとこも面白かったです。
焦点が絞りきれないのでパートごとに考察やらを。
古屋節子のお話。
私はこの人好きではありません。
買い物癖は直すべきものですしそれによって借金を持ってしまったんですから、
蓬莱倶楽部が悪徳であってもこの人にあまり同情は沸きませんでした。
これはどんな事実を知った今でも変わりません。
任侠のお話。
実は現在と同じくらい好きなエピソード。
探偵になった将虎さんは戸島会のニワで殺された本間さんの死の真相を調べてくれと八尋組に依頼されます。
こんな恐そうな人の依頼を断る事も出来ず受ける将虎さん。
聞くと殺された本間は内臓もズタズタにされて殺されたらしい。
しょうがなく戸島会の末端に席を置き、世羅元輝の家に住む事になる。
順調に媚を売り(笑)トラと可愛がられて順風満帆と思った矢先覚せい剤を何者かに襲撃され奪われてしまいます。
二度目なんか将虎さんは運転の練習なんかしてたので言い訳のしようもありません!
こんな事が起こった矢先に今度は世羅の兄貴が殺されてしまいます。
しかもその状況は八尋組の本間そっくりの殺され方で。
関連性を考えた将虎さんはある結論に達する・・・
覚せい剤をコンドームに包み、飲み込んで運搬中襲撃されたようにお互いを傷つけ奪われたように見せかけあとで戻して覚せい剤を回収する。
そんなことをしてたらたまたまコンドームが破れてしまい急性薬中で死亡。そのあと田辺賢太が腹を引き裂き覚せい剤を回収したといいう真相だった。
世羅兄貴がよ〜わからんってのもありますが、京さんはとても良い人そうでした。
なんで世羅と付き合っているのかもわからないようで分かるような・・・
千絵ちゃん探して三千里。
これはパソスクの教え子安さんが娘の状況を知りたいといってきたのを受けた話で、
いらないことは無いけど重要ってことはない感じな話です。(いうなれば今岡さんが明治村に行ったような感じ←分からんか)
安さんのために名古屋まで行くフットワークの軽さはすごいしこの人情はさすが任侠の世界にいただけあります。
千絵ちゃんはお父さんが作って蒸発した借金のため家のパブをまだ17なのに手伝っている状態。
このことを安さんに正直話すかで迷います。
ここで友達だから正直に話すのはとても納得できますがこの後のことを考えると本当にどっちが良かったのか・・・分かりません。
んで、最後本編の現代。
打倒蓬莱倶楽部のため動く将虎さん。
さくらと少しづつ仲良くなるのはなんかむずかゆく、
ハートウォーミングであります。
今思えばもうちょっと好きになるきっかけを知りたかったですが、
恋に理由なんかないといえばきっとそれまでですね。
綾乃さんはなかなか良かったです。
この人のせいで全体のトリックもわかりずらくなったのでしょうか?決定的なのはキヨシが高校生で七つ下という文なのですが
元気で口が上手く冗談も中々鋭く好きな人物だなぁ。
蓬莱倶楽部には無料体験に行ったり、
電話番号盗んだり、
本部に清掃員として乗り込んだり、
とかなり危ない事ばっかりしておいつめようとしていました。
が最後結局捕まったと思うのですがその部分がかかれていなかったのがちょっとさびしかったです。
麻宮さくらの素直なところやツンとした態度や相手を待ち伏せするとかの可愛らしさもミスリーディングとしてはばっちりでした。
これでホントは登場人物の多くは70過ぎだなんて誰も思いませんよ!
最後将虎とさくらの話はしんみりきます。
「最近桜の木を見たことあるか?」
「いいえ」
「そうなんだよな、花が散った桜は世間からお払い箱なんだよ。
せいぜい、葉っぱが若い五月までかな、見てもらえるのは。
だがそのあとも桜は生きている。今も濃い緑の葉を茂らせている。
そして、あと少しですると紅葉するんだ」
「紅葉?」
「そうなんだよな、みんな、桜が紅葉すること知らないんだよ」
「赤いの?」
「赤もあれば黄色もある」―――
「女もだ」
「は?」
「二十歳の頃は、恋愛は若者だけに与えられる特権だと思っていた」
「そうそう。せいぜい三十くらいまで」
「今もそう思っているか?」
「ううん」
このセリフは好きですし、もし私もこういう年になった時、
こういう風に想っていたいと思います。
| ホーム |


プロフィール
